伝承「木の語り部」

第三回 木の断熱性、目に優しい、劣化が遅い、健康に良い

前回は住まいは最も身近な環境です、木材はそこにある限り音も立てずに電気もいらずに、未来永劫あなたのお部屋の湿度を調整してくれますよという、お話をしました。ビニールクロス、つまりビニールを貼った部屋では、これは全くゼロです。ですから、お部屋の中に目に見える所に、手で足で触れる所に、無垢の木材を使うことで、大変心地よい環境ができるのです。ところで、今日は木材は断熱性が大変良いというお話をしたいと思います。水を1としますと、木材は0.5、鉄は105。数字が小さいほど断熱性がよろしいわけです。ここで、ちょっと橋の欄干を想像してみて下さい。鉄の欄干と木の欄干。冬、粉雪の舞う寒い日に、鉄の欄干は・・・そう、冷たくて手がくっつきそうですね。また、夏の炎天下、鉄の欄干は・・・そう、熱くてやけどしそうです。木の欄干は大丈夫です。このように、木材は大変断熱性がよろしいのですね。住宅はもちろん、学校も、集会所も、ケアハウスも、病院も木材をふんだんに使うことで、人々に大変優しい、好ましい環境をつくりだすことが出来るのです。
先日、「集成材と無垢の木材とどちらがよろしいのですか?」という質問を受けました。私は「無垢の木材が良いに決まってますよ。」とお答えしました。接着剤で固めた木が、良いはずがありませんね。特に近年、ヨーロッパのホワイトウッドの集成剤が、多様されていますが、湿気の多い山陰では、もちません。腐れやすいからです。木のことはいや、家のことももっともっと材木屋さんに聞いて下さい。何故って、木造の建物の使用部材は何ですか。そう、木材なんですからね。日本の住宅は昔から木材建築、しかも日本の木。ということは日本の風土に一番適しているということなんです。

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