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私の家づくり その7 (日本住宅の変遷)

更新日:09/06/06

  いろいろなお客様とお話してると、「社長さんの家づくりは一言で言うとどんな家づくりですか?」
と聞かれることがあります。私の答えは、一言「暮らし方も含めて戦前の日本住宅に戻す事です」
  今年も新入社員の研修で、「私が振り返る日本住宅の変遷」と言うことで、あのすばらしい日本住宅が何で今日のような無機質なストレス住宅になってしまったのかを話しました。戦前の家に住んでるか住んだ経験のある方も私と一緒に思い起こしてみませんか。太平洋戦争のたくさんの大きな犠牲の一つに、私は日本の家づくりの崩壊という現象を挙げずにはおれません。
  空襲等による戦後の住宅難への早急の供給施策による大量生産、つまりプレハブ住宅の台頭がまさにそれまでの良き日本住宅の在り様を根底から覆してしまったのです。
  ○地元大工生産(生業・稼業)からメーカー生産(住宅産業)へ、 ○造る家(財産)から売る家(商品)へ、 ○天然素材住宅(地産地消)から化学製品住宅(中央工場生産)へ、 ○健康住宅からアレルギー住宅へ、 ○リサイクル型住宅(環境保護)から消費型住宅(環境破壊)へ、 ○自然共生型住宅から自然断絶型住宅へ、 ○注文住宅(気候風土型)から規格型住宅(全国一律型)へ、 ○長持ち3代住宅(財産・家族愛)から短命1代住宅(償却品・個人主義)へ、 ○歴史と知恵(温故知新)の家づくりから現代技術絶対(知識優先・歴史否定)の家づくりへ、 ○感性(アナログ)の家づくりから計算(デジタル)の家づくりへ、・・・・・などなど、皆さんはどう考えますか・・・? 「家は文化」です。世界に類を見ないほどの優れた木造知識と技術、それに裏づけされた在来木造住宅の崩壊と共に、日本文化や国民性までも同じようにズタズタにされてしまった事実が私は残念で口惜しくてたまりません。 
  叶うものなら、あの子供の頃の素朴でおおらかでやさしかった、母のような山河の原風景やその暮らしの佇まいを返してほしいと思うのは私だけではないと思います。私は、暮らしの基盤である住宅の建設に携わる専門家として、その使命の責任の重さをひしひしと感じながら日々仕事に励んでおります。 
  最後に、6月28日から、弊社「住まいりんぐプラザ」において、「住まいの寺子屋」を始めます。皆様方と、家づくりについて今一度真剣にかつ楽しく自由におしゃべりしてみたい・・・語り合いたい・・・そんな思いで定期的に開催しようと思いますので、どうぞ奮って気楽にご参加下さい。  

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